Today's Shot! SIGMA 85㎜ F1.4 art で子供の手持ち花火を撮影 ~写真の撮り方を解説~ vol.4
このシリーズでは僕が撮った作例を使って、
撮り方のポイントなど、ゆる~く解説していきます。
撮影前に考えるポイントを解説した記事はこちら。
あなたの写真に少しでも「+」になれば幸いです。ではスタート!
Post Photo
線香花火を撮影しました。
手持ち花火の中では割と撮り易いと思いますが、
小さい子供だと結構すぐに玉が落ちちゃうので大変かも。
撮り方のPoint
まずは、どこを切り取るか?決めます。
線香花火が主題、花火に照らされた子供の手を副題にして切り取る範囲を決定。
右下に主題を配置、対角に副題が来るようにカメラポジションをとります。
構図を詰めます。
主題と副題の位置関係からフィボナッチ螺旋を目安に組み立てます。
まずはシャッタースピードを決めます。
シャッタースピードは、線香花火の火花をどれぐらい写すか?
で決まります。
沢山火花を写したければシャッタースピードを遅くします。
この写真で1/13秒、手持ち撮影です。
どれ位がイメージに合うか?撮りながら決めましょう。
手持ちでも火花はブレませんが、副題はブレます。
対処として副題をぼかし気味に。
そして必死にカメラをブラさないように気を付けて撮影!
シャッタースピードが決まったら、絞りとISO感度で露出を決めます。
露出はマニュアルです。
自分で設定して露出(写真の明るさ)を決めて下さい。
いわゆるマニュアル露出ってやつです。
カメラ任せだと、狙った明るさにならないと思って下さい。
マニュアル露出に慣れていない人は、ライブビューで明るさを確認しながら
花火が真っ白(白飛び)にならないように、絞りとISO感度を設定しましょう。
使った機材は
5D MarkⅢ+85㎜F1.4art 。この写真は絞りF1.4、ISO320で撮影してます。
F4ぐらいまで絞っても良いですが、暗部が多いのでノイズを気にしてこの設定。
ホワイトバランスもマニュアル。
RAWで撮るなら後で編集すれば良いですが、撮って出しなら
ホワイトバランスも自分で決めておいた方が良いです。
参考までに白熱灯でこの感じです。
ピントもマニュアル。
玉を狙いますがAFだと苦しいと思います。
マニュアルが使えると楽です。
まとめ
花火撮影ってマニュアル要素が多い事に気が付きました。
まずはカメラの設定を自分で決められるように練習しましょう。
構図とかは後回しでOK。
マニュアル設定が出来るようになると撮影の幅が広がりますよ。
RAWで撮影しておいて後から編集する方が圧倒的に楽です。
いつも撮って出しの人は、これを機会にRAW撮りしてみては如何?
ではまた!