// ブログTOP表示設定

PhotoStyle+

写真のこと。カメラのこと。貴方の「+」になれるブログを目指して...。

写真を撮影する前に考える「7」のポイントを解説!

写真を撮っても何かイマイチ…。

なかなか上達しない…。

どう撮って良いか分からない…。  などなど

そんなモヤモヤを抱えながら写真生活を送っている 貴方!

f:id:eoh_tomo:20180805110355j:plain

 

僕も初めはそうでした。 今もたいして進歩してないですが…。 

 

そんな貴方に少しでも「+」になれれば!ということで、

僕が撮影する前に考えている「7」のPoint を簡単に紹介します。

 

実践編も後々紹介しますのでお楽しみに! ではスタート! 

 

撮影時に考ること

 

Point1:主題を決めます。

f:id:eoh_tomo:20180805103730j:plain 

 「綺麗だな~」「見せたいな~」「ここを撮りたい」とか思うポイントを見つけます。

これが無いと始まりませんし、何を撮っているのか?何が伝えたいのか?分からない写真になります。

 

 

Point2:なぜそう思ったのか?言葉にします。 

f:id:eoh_tomo:20180805111517j:plain

カッコいい形!綺麗な色!小さくて可愛いなど、主題に決めた理由を言葉にして説明します。

このstepが重要。理由を説明する事でどの様に撮れば良いのか?「写真のテーマ」が決まります。 

 

 

Point3:画面構成を決めます。 

f:id:eoh_tomo:20180805113427j:plain

 

説明した理由が引き立つ 切り取り範囲・角度・副題・配色決めましょう

画面構成とか画面整理と呼ばれるStep。それぞれ何をするのか?説明します。 

 

切り取り範囲

・構図を考慮した主題の配置。

・主題が占める面積の割合。

・主題を引き立てる為に必要な範囲。

・前景、中景、背景の配置。 を決めます。

 

角度

・主題を撮影する方向。

・カメラアングル(見上げるのか?見下ろすのか?目線か?)

・水平・垂直が必要か?傾けるのか? を決めます。

 

副題

・主題を引き立てる副題が必要か?

・構図を考慮した副題の配置。

・副題を写す範囲。 を決めます。

 

配色

・画面を構成する色のバランスと配置。

・主題と対比させる色が必要か? を決めます。

  

 

Point4:画角、ピント範囲を決めます。

f:id:eoh_tomo:20180805130633j:plain

 

 広角、標準、望遠など、それぞれの画角の特性を考えて決定します。

※パースを付けたい場合は広角、背景を圧縮したい場合は望遠など。

※使用するレンズの特性(癖)も味付けに使えるか?考慮します。 

 

又、ピントを合わせる範囲(絞り)も決めます。

パンフォーカスにする時は、焦点距離に注意が必要。

 

 

Point5:露出(明るさ)を決めます。

f:id:eoh_tomo:20180805132230j:plain

 

どんなイメージの写真にするか? 決めます。

・ハイキーで元気に!ローキーでシットリなど。

・露出を合わせる場所、画面全体の明るさのバランスなどを決めます。

 ※後処理する事まで考慮して決めます。

 

 

Point6:シャッター速度を決めます。

f:id:eoh_tomo:20180805173112j:plain

ぶらして撮るのか?止めるのか? シャッターを開く時間を決めます。

 

ピント範囲(絞り)と露出(感度)が決まっているので、

減光フィルターや三脚が必要な場合もあり。

 

 

Point7:光を選びます。

f:id:eoh_tomo:20180805133730j:plain

 

主題を引き立てる光、イメージにマッチする光を選びます。

※ライティングする事まで含めて選びましょう。

 

光の種類

硬い光(方向性の強い光)

明暗差が大きい。明暗の境目がハッキリした光。

ディティールを強調したり、エッジが効いた写真にしたい時に使ってます。

 

自然光だと晴天時の直射日光や木漏れ日の光。ライティングだと直当ての光ですね。

明暗差が大きくカメラにとって難しい光。

白飛び、黒潰れしない様に気を付けましょう。

 

柔らかい光(拡散された光)

 明暗差が少ない。境目がなだらかな光。

柔らかい雰囲気や質感を出したい時に使ってます。一番使う。

 

自然光だと曇りの時や、窓(カーテン)ぎわ、何か大きな面に反射した光など。

ライティングだとソフトボックスやレフ板等でディフューズした光。

 

光の向き

順光(正面からの光)

色や形を綺麗に出したい時に使ってます。

特に風景を撮る時、綺麗な青空や鮮やかな色など出したい時に最適。

影が出にくいので立体感には欠けます。

 

斜光(斜め左右からの光)

こちらは影が出るので立体感を出すのに向いてます。

一番バランスが取れた使い易い光。

明暗のバランスをコントロールすればドラマチックな雰囲気に!

 

側光(左右からの光)

斜光より影が協調されます。カッコいい雰囲気になるけど扱いが難しい。

 

逆光(後ろからの光)

人物撮り、料理撮りの人は多用する光じゃないでしょうか。

人物なら浮かび上がる様な独特の柔らかい雰囲気。

料理ならシズル感を出せます。

 

僕も良く使います。ただし注意が必要!(特に人物撮影)

カメラ任せでは失敗写真のオンパレード!

 

写したい物の後ろから光が当たるという事は、写したい物が影に!

自分で露出をコントロールする必要があります。

場合によっては、レフ板やライティングで影の光を補ってあげる事が必要。

 

よく初心者から相談される内容「顔が影になっちゃう!」

これは逆光の場合が大半。

カメラは明暗差が苦手です。人目だと影に見えなくてもカメラには酷な環境。

 

でも、逆光を使えるようになると印象的な写真が増える事間違いなし!

 

光の高さ

 

トップ光(真上からの光)

扱いが難しい光。人物だと顔の下側に影が出来ます。

自然光だと正午辺りの光。

明確なイメージが無いと失敗します。

 

斜光(斜め上からの光)

光の向きで説明した斜光と同じ特性。自然な光の高さです。

自然光だと朝、夕方辺りの光。

 

夕方の逆光と組み合わせて人物を撮ると、

独特の柔らかい雰囲気と、人物のエッジに纏ったオレンジ色の光が…...。

 

やばいヨダレ出てきた。

 

 

まとめ

以上が撮影する前に考える「7」のPointでした。

順番は前後することもありますが、大体こんな感じ。

 

ここまで決めてからカメラを構えます。

どれだけ考えてイメージできるか?で写真の完成度が変わってくる。

 

大事なのは

1_撮る前に考える。

2_撮ってから考える。

3_画像編集してみて考える。

 

考える三段活用です!

 

なんか写真がイマイチ…。なかなか上達しない…。どう撮って良いか分からない…。

 

考えてますか?

 

初心者の方は、まずPoint1~3まで実践してみましょう。

明らかな違いが出ます。

  

まあ、僕も偉そうなことは言えませんがね…………。

あと動き物とか咄嗟の時は、撮るのが優先ですけどね...。

 

 

 

簡単に紹介するつもりが長くなってしまった。ここまで見て頂きありがとうございました。

貴方に少しでも「+」になれたなら幸いです。

 

 

実践編も紹介していく予定ですのでお楽しみに!